dancemedium 風迷宮のこと②
2020年内は作品の方向性について話し合い。
会場のギャラリーみずのそらが、色んなところから出入り出来るため漠然と「舞踏の迷宮」という企画を思い浮かべていたら、長岡ゆりさんより「風迷宮」とタイトルの提案が!
時代は「風の時代」になるとのことで、インスピレーションが降りてきたと言います。コロナ禍で元気を失っている人々への賛歌も込めて「地水火風」の4大エレメントをテーマに作品づくりが開始しました。
作品は、主に長岡ゆりさんが内容を決めて、正朔さんが舞踏の振り付けをするというスタイルで創作されました。
私の振り付けは、ある日稽古場に行くと正朔さんがニヤッーと笑いながら、「山羽さんに怒られるかも。変な振り付け考えちゃった」と。名付けて「怪奇奇形人形」という振り付けでした(笑)。
冗談みたいな振り付けですが、実に細かく、30個くらいの振りの連続。しかもパッパッパと変化しなければならない。
振り入れに何度も稽古し、またそこから「表現」にするために更に稽古しなければなりませんでした。
でもこのような振り付けは、出来る方が減ってしまって、経験出来ただけでも大きな財産です。
冒頭はみずのそらの特徴である「水盤」で、煙りになっておりました。
煙り、水の中の獣、水中花など。
単純なようで説得力を見せるためにはこれもまた大苦労しました。
写真 Kouichi Tamauchi
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