dancemedium 2021「風迷宮」のこと①
昨年からお世話になっているdancemedium の公演。ワークショップ講師のひとり、正朔さんは、土方巽に師事した最後のお方です。
「◯◯の最後の弟子」というのは方々にいらっしゃいますが、「弟子」と名乗るにはその師に心身共に鍛錬を受け、その志を引き継いだ方のことを言うものと思います。
そういう意味では正朔さんは真に最後の弟子であると言えます。
時には気持ち悪いくらいに「土方先生」「土方先生」とずっと言ってます(笑)。
だからこそ、私は正朔さんの舞踏論を心から信頼しています。今まで言葉ばかり上っ面の舞踏論が横行するのに若干辟易していたところに、「舞踏しか持っていない」方のピュアな舞踏論はとても肉感をもって刺激的でした。
この1年は「舞踏」というものが何であるか、なぜ皆「分からない」というのか、面白く興味深く追求することが出来ました。しかし、ワークショップの教えはあくまでワークショップ、他所行きの教えです。やはり「作品創作」に携わりたいなあと考えていました。
正朔さん、そしてdancemedium 主宰である長岡ゆりさんお2人とも忙しく、次にいつガッツリと公演が出来るか分からない状況ですので、とあるタイミングが合い、西荻窪「ギャラリーみずのそら」でのミニ公演を熱望、せっかくの機会だからと快諾頂き実現しました‼︎
2020年11月、dancemedium プロジェクト発足です。
写真 makoto fukuda
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