ホシヨルフェス終演
今回で参加3回目になるホシヨルフェスでした。
最近では「一般受けしやすいもの」のプレッシャーが重荷になって来て、演じることが楽しいと思えることが無かった。そこに面白さをどうしても感じることが出来なかった。
豪奢な演出や舞台美術に守られた評価も、中身が伴っていない気がしてなんだか虚しかった。
表現活動自体を引退しようかな…と思うほどに追い込まれていました。
高円寺手しごとカフェ「星ノ夜ノボート」主催のホシヨルフェスでは、店主あやこさんの懐の深さで、昼間のイベントにも関わらず「一般受けしない」「分かりづらい」私のようなパフォーマンスに喜んで手を叩いてくれる。
そこに集うお客さんもスタッフも類友。
だから、もう、ここでは変な格好付けは辞めようと決めたのでした。
「一般」てなんだ。
私は私のパフォーマンスを好きだと言ってくれる人のためだけに全力を尽くす。
そういうわけで、今回、あやこさん筆頭にホシヨルに集う筋少(筋肉少女帯)ファンに楽しんでもらいたくて、全て筋少の曲を使いました。
写真は雅美Gun岩船さん
セットリスト
❶不必要にヒラヒラのついた服
UNDERGROUND SEARCHLIE
大槻ケンヂのソロ活動の曲です。
登場から使用。
基本的には全身糸で繋がれている女。
行きたいのに行けない、また操り人形にされたり…。
途中「愛している」の連呼があるのですが、その言葉は体内に入り、言葉が身体を動かす。
❷Guru
三柴理
ピアノ曲。
ブリッジとして、2分ほど使用。
天界のイメージ。
昇って行った先にはお釈迦さま、また、昔の思い出が靄の中に見え隠れしていく。
❸アメリカンショートヘアの少年
筋肉少女帯
この曲を味わったとき、夕陽に照らされたサーカステントの真ん中で眠るように死んでいる金髪の少年のイメージが美し過ぎて涙が出ました。
なんとかその風景を現したいと思ったのですが…(;o;)修行が足りず断念。
けれども、少年を愛し慈しむ想いに満ちて、と思えば禍々しい襲来があったり、この曲は本当に美しく面白かったです。
❹ユー!
Thunder You Poison Viper
筋少の超絶技巧ユニット、だそうです。
同じフレーズがぐるぐると回るのが儀式っぽくて、「結界」を張る儀式にしてみました。
とにかく会場中を歩き回り結界を張っていく。
外のお客さんも結界に!走る!
結界張り終わってご満悦♡
❺孤島の鬼
筋肉少女帯
元になった江戸川乱歩の小説はかなりのグロさらしいですが、発想もとというだけで歌詞はオリジナルのようです。
この曲、とにかく格好良くて、イメージが刺激される。
踊りとしては、「鬼」のメソッド使わせてもらいました(まんまだw)。
あと、刀、文字。
少し悪魔払いの感覚もありました。
❻トゥルーロマンス
筋肉少女帯
おもむろにマイクを出し、普通に歌う(笑)。
みんなビックリしすぎて大笑い。
思惑がハマって内心ニヤリとしつつ…笑。
この曲、死んだ彼がもう一度彼女を抱き締めたくてゾンビになって戻ってきた、彼女はゾンビでも構わないわ、アンタに抱かれるためにうまれたんだもの…。それを見た村中が大祝宴!という曲です。この愛の懐の深さに感動し、歌わずにはいられませんでした!
ラストは歌いながら去っていく。
そのためにわざわざワイヤレスマイクを持参(笑)。